喧嘩、嘲笑、お気持ち表明。
低解像度のポルノ、死んだ線の絵。
SNSを見ていた。
ただただ、見ていた。
ふと気づくと、12時だった。
せっかくの休みも、半分終わってしまったのだ。
これはいけない、とアテもなく街へ繰り出した。
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行きつけの中古ショップで商品を漁っていると、面白いものを見つけた。

懐かしい。昔よく集めてた。
これはエクソード(ゴールドバージョン)。エクスカリバー+ソードということかな?

カバヤの食玩といえば「ほねほねザウルス」がある。聞いたことがある人も多いはず。
ほねほねザウルスは今も続いているシリーズだが、それ以外にもカバヤは様々な食玩を出していた。
このブキボーグもそのうちのひとつだ。
ワクワク度では、他の追随を許さないレベルと言っていいだろう。(個人の感想です。)

ラインナップは全10種。
とはいえ、半分は色を変えただけのリデコ品である。カバヤがよくやる手法だ。

今回、箱付きの新品未開封のものを手に入れることが出来た。
中を開けるとランナーとガムが。
ブキボーグが発売されたのはいつだろうと調べてみると、どうやらこの第1弾は2006年に発売されていたようだ。
ほとんど20年前である。おかしいな、このブキボーグで小学生の頃遊んだ記憶があるのだけれど……と思ったが、自分が27である事を思い出した。何も間違っていなかった。歳を食ったという自覚がないだけだった。

確か300円ほどの食玩だったのだが、シールはなく各所に塗装を施されている。すごい。

ブキボーグの最大の特徴は3モード変形。
武器になるブキモード、生物になるビーストモード、そして人型のロボになるロボモードの3つのモードに変形する。
変形はブロックトイらしく全てが差し替え変形だ。

組み上げるべく、ランナーからパーツを切り離す。
当時は手でちぎっていた。なんなら歯で噛みちぎっていた記憶もある。
全てのパーツを切り離した。
これを組み替えることにより、様々なモードに変形するのだ。

しかし約20年という年月は、ブキボーグにはあまりにも長すぎたようだ。
プラモでは金色のパーツは劣化しやすいと言うが、これも例に漏れず劣化が激しかった。ボールジョイントを差し込もうとした瞬間に「パキ」という軽い音をたててパーツが割れてしまった。

なんとかそれっぽく見せてみる。
これはビーストモード。猛禽類のような鳥に変形する。

そしてこれがブキモード。見事な大剣へと変形する。
何回やっても、刃の部分がうまく閉まらなかった。

そしてこれがロボモード。肩からブレードが伸びたロボットに変形する。
どうやらこのエクソードは近接特化型の武器ボーグらしい。エルレイドみたいでかっこいい。
久しぶりに触ると非常に楽しい。これはもっともっと遊びたくなる。なにより懐かしい。
なんだか小さい頃に戻れた気分がした。
あの頃の僕は忍者になるって言ってたっけ。ムシキングになるとも言っていたなぁ。
そんな物思いにふけりながら、ブキボーグを組み替える。楽しい。
しかしその瞬間だった。
ロボへの変形中に「パキ……」という音がしたのだ。

見ると割れたパーツのもう片方の穴の部分にも亀裂が入っていた。
20年。その時の流れの重さを、エクソードは語っていた。
もっと色々と組み換えて遊びたかった。
もっと遊んでいたかった。

