大学の頃のお話。
受験に失敗し、滑り止めで受けていた大学に通うことになった僕は擦れていた。
滑り止めの大学に行くことになった人の大半はそうだろうと思う。
高みを目指しながら、その高みに到達できなかった自分の至らなさから目を背け、『自分はここにいるみんなとは違って高尚な人間である』と、くだらないプライドを抱えている。
例に漏れず、僕もその1人だった。
僕は擦れていた。
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先日、大学の友人の結婚式に行ってきた。
これが、僕にとっては初めての「友人の結婚式」だった。

その友人とは大学の授業をよく一緒に受けており、遊びにも沢山行った。
卒業後に社会人になってからは、年に1、2回は会う程度(社会人にしてはあっている方か)だったが、個人的にはめちゃくちゃ仲が良い!……という訳ではないと思っていた。本当に失礼なヤツである。
だからこそ、招待状が来た時には心底驚いた。
招待をくれるくらいの間柄と思ってくれていた事が何より嬉しかったし、逆にそのような間柄ではないと思っていた自分が恥ずかしくなったのを覚えている。
前述の通りに僕が擦れた性格をしていたために、無意識に大学の人達と自分との間に壁を作っていたのだな、と改めて実感した。

式の間中、その友人は泣いていた。
今まではあまり深く考えていないような、ちゃらんぽらんな人だと思っていた(本当に失礼)のだが、その姿を見て一気にその考えを改めた。
感情をここまで出せる子だったんだ、と思うと同時にめちゃくちゃにもらい泣きをした。
そんな、本当に良い結婚式だった。
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その翌月、また大学の頃の友人の結婚式が開かれることになった。
今度の友人は、前の友人と同様に壁を作ってしまっていたが、大学生活の中でずっと一緒にいた友人、と言っても過言では無い子だった。
学籍番号が近いということもあり、最初の方から卒業まで結構一緒にいることが多かった。……そんな気がする。
そういうわけで、その友人のために何かをしたいな、と思っていた。
その時、あることを思い出した。
この友人と、前述の結婚式を終えた友人には共通点があった。
それはワンピースカードゲームが好きだということ。
僕もその2人を含む友人グループに良くワンピースカードゲームをしないかと誘われていた。
(お金と時間がないという理由で断っていたが。ごめんよ友人たち。)
よし
この友人たちを
キラカードにしよう。
実はこの計画は前々から考えており、先の結婚式を終えた友人のためにまずは作る予定だった。
ただ想像以上に残業が続いたり、体調を崩したりということが続いたせいで間に合わなかったのだ。
なので、今回はその前回結婚式を終えた友人のも合わせて、2枚カードを作ることにした。
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カードの制作は2日で完了した。
片方のデータが完成すれば、もう一方はそれを流用すれば良いだけなので、データが完成してからは早かった。
そしてできたのがこちら。

おおお……!

今回は『なんかテンション上がるよね』、という理由でホログラムのキラカードを作ってみた。
シルバーの虹色に光る紙に印刷をするという都合上、背景が想像より薄くなってしまった。
カードのデザインは限りなくワンピースカードに寄せている。
色が赤と紫なのは、本当になんの理由も無く『それっぽいから』と言うだけである。
実際、渡す際に友人たちに何色のカードを使ってるか聞いたところ全然違うなどした。リサーチが甘すぎる。

裏はこんな感じだ。
実はこれも、ワンピースカードの背面に限りなく寄せた。
印刷は(背景が薄すぎること以外は)成功したので、次は飾れるようにしようと思う。

こちらはダイソーに売っていた、カードを挟めるアクリルブロックだ。
たまたま2つ確保していたが超人気商品らしく、確保した後はどこのダイソーに行っても買うことができなかった。

磁石が付いているブ厚いアクリル板で、ローダーより可愛い感じになる……気がする。
あとローダーより透き通っているような気もする。
画像はサイズ比較のために挟まってもらった、スペキオシスシカクワガタくん。

アクリルブロックに対して少しカードが大きかったが、いい感じに包装することが出来た。
実名のためモザイクをかけているが、下の部分には名前を入れている。
この名前も、箔押しではないにしろ光るようにデータを作ってある。
……背景が薄かったのだけが本当に悔しいな……。
そして、この文書を書いている丁度今、結婚式に持っていくバッグの中にこのカードを入れたところだった。
友人たちは喜んでくれるだろうか。
今になってとても不安な気持ちになっている。
絵の練習!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もっともっとしておけば良かったな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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このようにして、友人への結婚式へ参加した。
本当に良い結婚式だった。お酒も沢山飲んだ。
そして二次会の時に、友人へとカードを渡した。
友人はとても喜んでくれた。
「大学の時も、もっとこれくらい気楽に話しかけたりしたら良かったな」ということが頭によぎったけど、もうそれはどうでも良くなっていた。
本当におめでとう🎊
皆も、もっとEASYにコミュニケーションをとって行きましょう(それが難しいのだが……)
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二次会ももうすぐ終わりそうな頃、ふと後ろを見渡した。
そこには新婦の関係者の方々が座っていた。
何故か僕の作ったカードをみんな持っていた。
確かに予備として数十枚ほどを友人には渡していたが、まさかこの場で広がるとは思っていなかったため、本当に驚いた。
聞くと、奥さんの方がこのカードをいたく気に入ったため、友人達に配って回ったらしい。
ありがたいけど、恥ずかしい気分だった。
次はもっとちゃんと背景濃くするからね……。
